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【木づかい&木育で子ども達に持続可能な木曽町を!】 木曽町地域おこし協力隊 池戸通徳さん

なぜ木曽町を選びましたか。


飯田市美術博物館の副館長の時に各地の美術館を視察し、東京おもちゃ美術館がボランティアスタッフ「おもちゃ学芸員」を交えて運営していることに共感しました。東京のおもちゃ学芸員になり活動していて「木曽町におもちゃ美術館ができる」ことを知り、勤めたいと思いました。おもちゃインストラクターや木育インストラクターの養成講座を木曽町で受講したことも移住に繋がっています。

おもちゃ美術館のスタッフ同士の会話。

経歴について教えてください。


飯田市役所で30数年間、行政マンをしていました。自治振興センター長、環境課長、美術博物館副館長、最後は保健課長(新型コロナウィルス感染症対応、国保、健康増進ほか)をしてきました。環境NPO法人の理事・事務局と、市民ファンドの事務などの経験もあります。

実際に木曽町に来てみてどうですか?仕事内容を教えてください。
木曽町は「SDGs日本モデル」宣言に賛同し、持続可能な地域社会の実現に努力していて素晴らしいです。役場庁舎は木造建築、地元産材「檜」をふんだんに使っていて、地産地消の経済活動の象徴となっています。ふるさと体験木曽おもちゃ美術館も、旧黒川小学校の体育館を2階層に改修する際に地元産材をたくさん使い、ヒノキをはじめとする「木曽五木」をPRしています。木造校舎は昭和3年築、歴史を感じ、各種体験活動(味噌作り・ほう葉巻・すんき漬け・蕎麦打ち・檜の箸作りなど)をしていて、おもしろいです。

主な担当業務は…
①木曽おもちゃ美術館「おもちゃのやかた」業務と、企画運営に関すること
②木育人材の育成・連携に関する業務と、地域資源を活用した木工・木育等の推進
③各種企画、イベントの推進、定住及び交流の促進に関する活動

興味心と好奇心をくすぐるおもちゃ。
子供達と同じ目線で触れ合う。

プライベートについて教えて下さい。


自宅を開放して「サードプレイス・ゲストルーム ペチカんず木曽」を運営しています。「自宅でも、学校・職場でもない、第3の居場所です。

自分らしくいられる場所、ペチカんず。

「まなびとの情報交差店」という交流拠点であり、中学生以上が利用できます(中学生未満の子は保護者同伴です)。利用者が休息できる個室、シャワー室、各種おもちゃの体験ができます。カウンター席が12席。大型スクリーンがあり映像視聴やPC投影もできます。



ライフワークとしては、環境省の環境カウンセラー、農水省のバイオマス活用アドバイザー、森林セラピスト、ノルディック・ウォーク公認指導員などしています。自然環境保全、温暖化対策、森林の持続的な活用など推進し普及啓発しています。けん玉道は4段、各地で講師をしています。おもちゃコンサルタントとして「おもちゃの広場」を年数回開催し、木のおもちゃを通じて笑顔を作り、世代間交流の輪を広げていきたいです。

意気込みを教えてください。/ 卒隊後の目標を教えてください。


木曽おもちゃ美術館に引き続き勤められたら幸いです。
木曽町でカフェを開設したいという学生たちの構想を実現できるか、空家を改修して運営していきたいです。