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【山に惚れ、町に惚れ、人に惚れ】 木曽町地域おこし協力隊 寺内健さん


何故木曽町を選びましたか?


→生まれも育ちも東京。いつか東京を離れて他の地域で自然を感じながら暮らしたい。
そんな中、毎年欠かさず行っている御嶽山登山の帰りに寄っていた開田高原の雰囲気に惹きつけられました。
そんな開田高原がある木曽町は、霊峰御嶽山を中心に沢山の自然の恵みを生み出しているとともに、何と言っても、"人"がステキ、あったかい。ここしかない!と思いました。

夕方と夜の狭間にそびえる御嶽山

経歴について教えてください。


※東京都目黒区出身
父方の祖父は板金職人
母方の祖父は電気関係
なのに、サラリーマンの父親の子として1971年に生まれる
※公立中学校を卒業し、高校生の時、自転車(ロードレース)に熱中
※しかしその後、エンジンがついた乗り物⁉に移行し自転車から離れる
※大学に入学するも、早く働きたくて就職
※就職して体力勝負となり、マラソン大会に参加するように。
※マラソン大会での限界を感じ、幼い頃通っていたスイミング、高校生の頃の自転車、そしてランニングを一気にできるトライアスロンに魅力を感じ、30代後半から始める
※と、同時に息子に通わせた相撲道場で大人も相撲をやれるとのことで相撲を始め、その後、息子は相撲から離れるも、相撲を続け、子ども達との相撲に熱中し指導者になる
※前職は消防官
消防署では、火災現場や事故現場に出場し、消火、救助活動、はしご車等を運転して現場に駆けつける任務を担当
50歳で早期退職する直前は、大隊長という役職で現場指揮本部長
※息子を東京に残し夫婦で木曽町に移住

東京での仕事風景。

実際に木曽町に来てみてどうですか?仕事内容を教えてください。


木曽町の印象
※昔から住まわれている方、数十年前に移住された方、新たに移住した若い世代が混在している町
※季節の移り変わりを肌で感じることができる町
※御嶽山や木曽駒ヶ岳を眺められる地域は意外と少ない
※流れが穏やか

仕事内容
「町の健康推進」をメインとして、開田高原末川にある(一社)木曽おんたけ健康ラボのスタッフとして活動しています。

健康ラボに滞在している木曽馬の松風くん。


具体的には、木曽おんたけ健康ラボでの受付やイベント関連業務の他、開田高原を中心とした健康ウォーキング、木曽福島でのファンクショナルトレーニング、季節ごとのアクティビティイベントなど。
また、それを踏まえた森などの環境整備を行っています。
今後は、豊富な自然資源を活用した、森林サービス産業について、町の皆さんと勉強し推進していきたいと思います。

 MTBのコース作り中。

その他にも、移住定住促進のため、なかなか掘り起こしの難しい空き家を独自で探し、購入希望者と空き家持ち主とを繋ぐことをやらせてもらっています。
その一環として、自宅の古民家の改修の様子をYouTubeで発信しています。

冬に向けて薪を蓄える。

プライベートについて教えてください。


※3人家族で、妻はヨーガ療法士、エステなどをしています、息子は19歳で東京で一人暮らしをしながら、カバディというスポーツをしています。
※私は移住後の古民家改修に仕事以外の時間を費やしてきました。2年目は趣味の時間も大切にしていこうと思っています。
トライアスロン大会、登山、アイスクライミング、相撲・・・など。

トライアスロンの大会に参加。

意気込みを教えてください。/卒隊後の目標を教えてください。


※木曽町の印象に、昔から住まわれている方、数十年前に移住された方、新たに移住した若い世代が混在している町 がありますが、これが「混在」ではなく、「融合」していることが、理想と考えています。そうなれば新たな町の形が見えてくるのではないかと思っていますので、そのパイプ役のひとりとして、活動できればと思います。
※卒隊後は、この町に眠る(実際は目の前にありすぎて気が付かない)豊富な資源や環境を少しでも知ってもらうために、自宅の古民家を活用して活動したい。また、引き続き町民の健康維持増進に寄与できればと考えています。


山で暮らす生活。