【動く家とたどり着いた「世界レベル」の美しさ】 木曽町地域おこし協力隊 八山悠太さん
何故木曽町を選びましたか?
コロナをきっかけに国内で住みたい場所を見つけるため、どこでも好きな場所に住める家として、移動する家「モバイルハウス」を作りました。
拠点探しの過程でオーストラリア時代にシェアハウスで一緒になった現協力隊員の長屋くんに木曽に誘ってもらい木曽を訪れ、御岳山を戴く開田高原の美しさに魅了され、ここに住んでみたいと思ったのがきっかけです。
経歴について教えてください。
愛媛県で新聞社の記者などとして働いたのち、直に自分が知らない世界、体験していない世界や人々の暮らしを目にしたいという思い、暮らし作りを学びたいから海外に渡りました。
海外では−53度にもなるカナダのユーコン州というところで犬ぞりのガイドとして働いたり、ニュージーランドで大工として働いたり、ベトナムで少数民族と生活と共にしたり、さまざまな建築プロジェクトに関わりながら暮らしていました。
帰国後はトレッキングガイドとしてネパールなどの海外と日本を往復する生活をしていましたが、コロナ後に生活が一変。移住先探しをするための手段として小屋作りに目覚め、「移動する小屋作り」に多く関わるようになってきました。
実際に木曽町に来てみてどうですか?仕事内容を教えてください。
移住・定住や関係人口増加のための活動として、空き家のDIY活用の提案や空き家の解体材のアップサイクル活用をしています。
また高騰し続けるエネルギー関係の問題に関して、再生可能エネルギーを暮らしに取り込むための仕組みの提案や、ネガティブに捉えられがちな本州有数の寒さや放棄林などといった資源の活用について検証しています。
プライベートについて教えてください
登山が好きで夏山はもちろん冬山にも登っています。また映画や語学も好きで、英語の他に喋る他の言語についても仕事でも活用できるレベルに上達させたいと思っています。
意気込みを教えてください。卒隊後の目標を教えてください。
世界のあちこちをみてきた自分からしてみても、木曽の伝統的な文化、残されている里山の生活。雄大な自然の風景は世界レベルに素晴らしく日本の他の地域と比べても一線を画す魅力のある地域であると思っています。
そうした木曽の魅力を外の人に知ってもらうと共に、木曽の人たちにも再認識してもらい、活気ある地域作りの一助を担いたいと思っています。
またそうした魅力に引かれてこの街を訪れる人たちに多様な生活スタイルをできる仕組みを整えると共に、木曽町に存在する寒さなどの資源を有効活用し、日本に限らず海外の人たちにも木曽に長期で滞在してもらえるような魅力の発掘を進めていきたいと思っています。