「心も身体も癒したい」 絵本も描いてる整体屋さん 外戸翔子さん
自己紹介をお願いします。
1991年生まれ。木曽町三岳出身。自然や動物がだいすき。子どものときの将来の夢は整体師さん。絵を描くのが好きで、木曽青峰高校でデザインを学ぶ。学生時代に牛に触れるきっかけがあり、長野県立農業大学校で畜産を学ぶ。そのまま十年以上畜産を経験。
結婚、妊娠出産後、子どもとの時間を大事にしたくて畜産から離れる。現在はパート職員をしながら、休日子どもと畑をしたりお出かけたりして過ごす。その合間に、子どもの頃の夢だった整体師の資格をとり、昨年から動いていた本の出版の夢を叶える。
木曽町へ戻った時の感想、心の変化を教えてください。
戻ってまず思ったのがイベントが増えました!時代の変化もあるんでしょうけど、子ども向けも親子向けも、木曽町としてのイベントから、木曽郡全体としてのイベントも増え、親世代の繋がりが広く多くなったように思います。以前住んでたところより多いので積極的に参加するようにしています。
あと雪がかなり減りましたね。生まれ育ったところなので一年通して過ごしやすいなと改めて感じました。
木曽で子育てをする魅力を教えてください。
人数が少ない分、学校の勉強を丁寧に教えていただいてます。うちの娘は覚えるのが楽しくなってきて特に漢字と算数に夢中になっています。
あとは外で気兼ねなく遊ばせられることでしょうか。畑をしていると、近所の方が声をかけてくれるのが嬉しいです。
絵本を出す前と出した後の想いや反響を教えて下さい。
大きな悩みを抱えていた夜、急に言葉が浮かんできました。それは普段引っ込み事案のわたしが言われたい言葉であって、まわりにも伝えたい言葉でした。忘れないうちに、と咄嗟にメモにして、これを絵本にして伝えよう、というのが最初のきっかけです。マルシェや新聞で、わたしのことを知らない方が絵本を購入してくださるのが嬉しいです。
三岳に来てもらいたいという想いから、三岳地区のビーズベーカリー、黒澤館、大喜泉、道の駅三岳に絵本を置かせていただいています。
一番印象的なのは、女子大生3人組。たぶんなんの気無しに1ページ目をひらいてみたんでしょう。「うわ、なに!?泣ける〜!!」と。続きをおそるおそる読んで、3人とも購入してくださいました。わたしと一緒で悩みやすかったり自己受容しにくい性格でしょうか。絵本がその子たちを守ってくれるような役割りをしてくれたら嬉しいです。
整体師になったきっかけを教えてください。
両親が共働きで姉弟が4人いたからか、小さなころから「育ててもらっている」という感覚が強かったです。ふつうはここで家事の手伝いをするべきなんでしょうけど、"疲れをとってあげたい"と思うようになり、小学校低学年から肩揉みや全身を自己流でしてあげてました。両親だけに留まらず、担任の先生や習い事の先生にまでしてた変わった子どもでした(笑)
いまもその延長線という感じで、疲れている方の身体を整えて楽にしてあげたい気持ちでいます。
これから挑戦したいことを教えてください。
今までの経験や、伝えたいことをまた本にしたいです。次に書きたい本の内容ももう決まっています!難しい内容なので、イラストや漫画をはさめて子どもでも分かる内容に仕上げたい。形になるまではかなり時間がかかると思いますがお楽しみに!
Instagramで三岳の良いところを発信しつつ、普段見ている木曽の景色を得意な水彩画で書けたらと思っています。やりたいことがたくさんあるので、ひとつひとつ叶えていけたらと思います。
インタビュー / 写真
長野県木曽町地域おこし協力隊 長屋詠一郎
長野県木曽町 【暮らしのnote】
人気記事のご紹介!